村章

昭和47年7月18日制定
佐井村の頭文字「さ」を近代感覚的に図案化したもので、村民の融和と団結を太い円形で表し、さらに産業・文化など、佐井村勢の飛躍的発展を飛鳥の姿で象徴させました。
位置
本村は、下北半島の西側に位置し、津軽海峡に沿って南北を底辺とする細長い三角形をなし、下北半島は別名まさかり半島とも佐井村はその刃の部分に位置します。
北部は大間町、東部・南部はむつ市にそれぞれ境を接し、津軽海峡を隔てて北海道渡島と相対しています。
地勢は、概して峻険で平坦地が少なく、ほとんどが山地となっています。したがって役場所在地の佐井地区を中心に南部・矢越地区以南は、山岳が海岸線まで迫っていて断崖絶壁を成しています。このため耕地は極めて少なく、原田地区と野平盆地にわずかにあるにすぎません。集落は、海岸線に沿って8集落、山間部に1集落が点在しています。

方位等 | 経緯度 | |
---|---|---|
東端 | 東経140°56’16” | 北経41°24’53” |
西端 | 東経140°52’39” | 北経41°27’24” |
南端 | 東経140°47’23” | 北経41°12’19” |
北端 | 東経140°53’17” | 北経41°28’07” |
役場 | 東経140°51’53” | 北経41°25’47” |
自然環境
本村の形状は、南北を底辺とする細長い三角形をなし、東西14㎞、南北28㎞、総面積135㎢と広大な面積を有し、下北半島国定公園「仏ヶ浦」や「願掛岩」、「縫道石山」などの豊富な観光資源があります。
また、海と山に囲まれた急峻な地勢の中に美しい海岸美をなし、四季の変化に富んだ豊かな自然環境を土台として、心やすらぐ景観を有しています。
気象
本村の気象は、対馬暖流の影響を受け、高緯度に位置しているものの、低気圧に覆われることが多くなっており、特に冬季から春にかけては北西の風が強く、潮害、風害の影響が著しくなっています。
年間の平均気温は11.3度で、8月に最高気温に達し、9月末には急激に気温が下降します。そして10月から11月にかけて、さらに気温が下降します。
年間降水量のピークは4月と7月で、逆に3月は最も少ない降水量となっています。
年間降水量は約800㎜、最大積雪深は約60㎝で、海岸線沿いは北西の季節風のため、降雪は少ない状況ですが、山間部は吹き溜まりのため深雪となります。
むらの花鳥木
村の花
スカシユリ

スカシユリは、本州中部以北の海岸に近い岩場や砂浜に自生し、濃い色の斑点のある黄赤色の花には人を魅せつける力強い美しさがあります。
村の鳥
ミサゴ

ミサゴは、海鷹とも言われ、空中からダイビングして魚をし止めることで知られています。佐井の海岸にはこのミサゴの営巣箇所が多くあります。
村の木
ヒバ

ヒバは、正式名ヒノキアスナロの俗称で、このヒバ林は日本三大美林の一つとなっています。近年、ヒバに含まれる成分が注目され、石鹸や入浴剤などにも利用されています。